古いアニメ映画で「西遊記」という作品があります。大変美しく、今も全く色あせない素晴らしい作品です。その中に、有名なエピソードがあります。乱暴者の孫悟空は、世界の果てにまで飛んできたと思ったら、お釈迦様の手の中でした。孫悟空はお釈迦様に捕らえられます。力づくで出ようとしてもびくともしません。けれども、仲間を愛し、苦しむものを助けようとするとき、そこから出ることができたのです。私たちは神様の内に居ます。神様の内に居るのは、安住の地でゆっくりと過ごすことではありません。悔い改め、愛の道を歩むことです。私たちは神様の内で、愛の器として整えられてゆくのです。
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