みことばの黙想
司祭 ミカエル 藤原健久 折々のみことば
2021年1月23日土曜日
イエスは言われた。「あなた方の父が慈しみ深いように、あなた方も慈しみ深い 者となりなさい。人を裁くな。そうすれば、自分も裁かれない。」(ルカ6:3 6-38)
私が神学生の頃、ある時、先生がこう言いました。「あいつは分か
っていない」
というのは止めましょう。あいつは分かってなくて、自分は分かっ
ている、そん
な勝手な思い込みで、相手を見下し、自分を正当化しようとするの
が「あいつは
分かっていない」と言う言葉です。相手に対する思い込みも、裁き
の一つのよう
な気がします。相手の可能性を全て否定して、一つの見方でのみ相
手を判断する
のが思い込みです。思い込みがいかにおかしいかは、自分がそのよ
うに思いこま
れたらどうか、と考えたら、すぐに分かります。人間は複雑で、悪
い所も良いと
ころも持っています。変化もするし成長もします。相手に対する思
い込みを止め
たら、自分の可能性もより広がるように思います。
京都聖マリア教会
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