2021年6月25日金曜日

パウロはキリスト者の初期の共同体についてこう記す。「彼らは苦しみによる激しい試練を受けていたのに、その満ち満ちた喜びと極度の貧しさがあふれ出て、人に惜しまず施す豊かさとなりました。」 (2コリント8:1-4)

  初期のキリスト教は、迫害の連続でした。時の権力者や、様々な人々によって、教会は迫害されました。物質的に苦しめられ、経済的に貧しくなりました。けれども教会は、とても豊かだったそうです。喜びはあふれ、信仰は深まり、自分は貧しくても、困っている人を支え、必要なことを援助していたそうです。有り余るものからではなく、貧しさの中から、豊かな愛は生まれていました。豊かさとは、お金や物をどれだけ持っているか、と言うことではないようです。本当の豊かさを求めてゆきたいと思います。


京都聖マリア教会


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