その社会が成熟し、豊かであることの、一つの目安は、弱い立場に立たされている人々が、どれだけ大切にされているかだと思います。どれだけお金があっても、弱い人々が守られない社会は、貧しく、未熟な社会です。「弱肉強食」という言葉は、きわめて残酷なものであり、具体化してはいけません。今の私たちの社会はどうでしょうか。ユダヤの人びとは自分たちが苦しい時でも、寄留者を始め弱い立場の人々を守ろうとしました。神様は、弱い立場の人々を守ることを、信仰の戒めとして定められました。イエス様は「幸いなるかな貧しい人、神の国はあなたのもの」と教えておられます。私達の信仰はいつも問われています。
京都聖マリア教会
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