司祭 ミカエル 藤原健久 折々のみことば
神様は完全であり、正しい。これは、正解です。けれどもこの正解は、長い時間をかけた末の結果です。モーセは、長い人生の終わりに、この言葉を語りました。それまでに彼は、いっぱい苦労をしました。様々な苦しみや悲しみや、疑いや諦めや、怒りや絶望を、いっぱい経験した末に、たどり着いた結論が、「神様は正しい」でした。神様の正しさは、人に押し付けるためではなく、神様の恵みへの感謝としてあるのです。