私たちの苦難は、神様の救いと結びついています。私たちの苦しみは、苦しみでは終わりません。苦しみの後には、必ず救いがあります。そのことは、多くの人々の経験談の中にも示されています。信頼できる真理のようです。そのことを思いながら、自分のことを振り返ってみました。私はそのような経験を、思い出せませんでした。呑気に過ごしてきた私は、激しい苦しみも、劇的な救いも、思い出すことができません。けれども、私もそれなりに苦しい経験をしてきました。ではその苦しみはどうなったかと言うと、時間の流れの中で、徐々に癒されていったようです。つまりは、「日にち薬」のようです。
私たちの苦難を癒す救いは、「日にち薬」のような穏やかなものも含むのかもしれません。苦しみを徐々に癒す、日々の生活の積み重ねの中に、神様の救いがあるのかもしれません。
十字架の後には復活がある、苦しみの後には救いがある、そのことを覚え、希望をもって、愛の道を歩みたいと思います。