2022年3月27日日曜日

  ヨシュア記5:9-12   コリントの信徒への手紙Ⅱ 5:17-21   ルカによる福音書15:11-32

  


いざと言う時。  

  ヨシュア記5:9-12

  コリントの信徒への手紙Ⅱ 5:17-21

  ルカによる福音書15:11-32

このたとえ話に出てくるお父さんは、多分「いつもは厳しいけれど、いざと言う時には優しい人」、だったのでしょう。神様も、いつもは厳しいけれど、いざと言う時には優しい方です。旧約聖書を読んでいると、そのことが良く分かります。

 では、イエス様はどうでしょう。イエス様はちょっと違うように思います。イエス様はいつも優しいのです。それもそのはず、イエス様の周りの人たちはみんな、病気や様々な危機的状況で、いつも「いざと言う時」だからです。イエス様はご自分の持てる力を最大限に用いて、人々を癒し、愛されました。その最大の形が、十字架です。イエス様は「いざと言う時」に直面している全人類のために、十字架に掛かられたのです。

 イエス様の愛を思う時、私たちがどれほど手のかかる子どもなのかが分かります。ある者は放蕩し、ある者は駄々をこね、みんながイエス様の手を煩わせます。現代においても、環境問題などの大きな課題に直面していながら、争いを続けている人類は、大いなる放蕩息子です。イエス様は、いつまでも「いざと言う時」の私たちを、この上なく愛してくださっています。イエス様の愛に感謝し、心から悔い改めて、愛の道を歩みたいと思います。