司祭 ミカエル 藤原健久 折々のみことば
黒澤明監督の「生きる」という映画は、最初に元気な男性の姿を映しながら、「この男はまだ生きていない」という衝撃的な言葉を語ります。私たちが「生きる」というのは、単に肉体が生きている、ということ以上の意味があるのでしょう。映画ではこの男性が人々のために働くようになります。誰かへの愛こそが、私たちを生かしてくれるのです。