友だちになろうよ。
アモス書8:4-7
テモテへの手紙Ⅰ 2:1-8
ルカによる福音書16:1-13
本日の福音書にこう記されています。「主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。」なぜ、ほめたんでしょう。あえて挙げてみるなら、「友だちを作る」という点なのかもしれません。動機は不純ですが、それでも、友達を作ろうとしています。
不正な管理人は言いました。「土を掘る力もないし、物乞いするのも恥ずかしい。」それは、私も同じです。でも私の場合、そこから「友だちを作ろう」という発想にはなりません。一人で何とかしようとします。私たちは、自分で思っている以上に、「一人で何とかする」と思っているのかもしれません。そのような私たちに、イエス様は「友だちを作りなさい」と教えておられるのかもしれません。
イエス様はかつて、こう言われました。「私はあなたがたを友と呼ぶ。」イエス様は神様でありながら、あえて私たちの友だちになってくださいました。その時、イエス様の十字架は、私たちにとって、より大きなものになります。十字架には、自分の大事な友達がかかっているのです。黙って通り過ぎることはできません。
もし世界の全ての人と友達になれれば、この世界に無関心でいられることはなくなります。自分の大事な友達が、悲しみ、苦しんでいるのです。私たちは、友達の幸せを願い、神様に祈り、自分にできる事を行うのです。
全ての人は、大事な未来の友達です。友達の幸せのために、一歩を踏み出したいと思います。