2022年10月9日日曜日

ルツ記1:7-19   テモテへの手紙Ⅱ 2:8-15   ルカによる福音書17:11-19

  あなたに会いたい。 

   ルツ記1:7-19

  テモテへの手紙Ⅱ 2:8-15

  ルカによる福音書17:11-19


 「清くされたのは10人ではなかったか。他の9人はどこにいるのか。」この言葉に、何かしら寂しさを感じないでしょうか。イエス様は、一緒に、病が癒された喜びを分かち合い、神様に賛美のお祈りを捧げることを楽しみにされていたのでしょう。けれども他の9人は、病気が癒されると、どこかへ行ってしまいました。イエス様はとても寂しかったのだろうと思います。

 人間はいつも神様から離れ続け、神様はいつも人間を探し続けておられます。アダムとエバが神様から隠れた時、神様は「どこにいるのか」と探し求められました。預言者の一人ヨナが逃げ出すために船に乗った時、神様はヨナを求めて嵐を巻き起こしました。詩編23編の最後に次の言葉があります。「神の恵みと慈しみは、いつも私を追う。」私たちがどれほど神様から離れても、神様はいつも私たちのことを追いかけてきて下さるのです。

 イエス様も人々を追い求められました。ご自分の衣に触れて癒された女性を群衆の中から探し求め、木の枝に昇っているザアカイに「今夜は貴方の家に泊まりたい」と言われました。そして十字架の上から、逃げてしまった弟子たちを探し求めておられたのでしょう。復活の時、イエス様と弟子たちが再開した時には、イエス様にとっても大きな喜びの時であったことでしょう。

 私たちが神様も求めるよりも、神様が私たちを求めておられる方が、より強い思いなのかもしれません。神様はいつも私たちを求めておられます。神様から離れてしまった私たちを、強い思いで求めてらっしゃいます。私たちは神様から求められている者です。祈りと愛の行いで神様の御許に立ち帰りましょう。