2020年9月18日金曜日

あなたのような神がほかにあろうか。咎を除き、罪を赦される神が。(ミカ7:18-20)

  中学生の時、日曜学校の担当の先生から、旧約聖書を教わりました。その先生は、とても熱心にご指導くださり、そのお陰で、私は神様について、私なりに深く思い巡らすようになりました。聖書を学んで、強烈に感じたのは、神様の存在感の強さでした。私が慣れ親しんだ、日本の文化の中では、神様と言う存在は、自然の中に漂っているかのような、穏やかなもののように感じていました。けれども聖書の神様は、強烈な存在感を持ち、人間に語り掛け、応答を求め、時には人間の生活に直接介入してくる方でした。学問的には、「人格神」というのでしょう、私たちと同じような感情を持ち、私たちとやり取りをしてくださる神様です。私たちが良いことをすれば評価し、悪いことをすれば叱るのが、聖書の神様です。このような強烈な人格を持っておられる神様と、自分とが、深くかかわりがある、と言うのに気づいたのが、私にとって、大きな喜びでした。私たちの人生は、神様とのやり取りの中で進んでいきます。神様とのやり取りは、時には厳しいものでありながらも、私たちを、喜びと希望へと導いてくれるものなのです。