イエス様とサマリアの女性との交わりは、大変素敵な物語です。聖書の中に何度か出てくるように、ユダヤ人とサマリア人は、大変仲の悪い関係でした。ですからイエス様とこの女性との関係も、最初は険悪なものでした。それが会話と通して交わりを深めて行く中で、徐々に仲良くなってゆくのです。それはまるで、長年にわたりユダヤ人とサマリア人との間に置かれた壁を、乗り越えてゆくかのようです。イエス様は、真の礼拝をする預言をした直後に、今がその時だと語られました。見えない神様に祈る礼拝は、目の前の具体的な壁を乗り越えながら行うときに、その輝きを最も明るく現わすのでしょう。
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