2020年10月13日火曜日

心を尽くして私はあなたを尋ね求めます。私は仰せを心に納めています。あなたに対して過ちを犯すことのないように。(詩編119:1-16)

  神様への信仰は、神様の言うことに疑問を抱かない、と言うことではありません。そのような態度は、自分の主体性を放棄した、依存的な生き方であって、良くないものです。正しい信仰は、しっかりと疑問を持ち、探求することを伴います。疑問は、神様に問いかけていいのです。きっと神様も、私たちが何の疑問を抱かずに頭から信じ込むよりも、疑問を神様にぶつけてくれる方を喜んでくださると思います。何度も何度も、神様に問いかけていいのです。神様に疑問をぶつけて良いのです。時には、神様自身に疑問を持ったり、神様のなさることに反対意見をもっても良いのです。何度も何度も疑って、何度も何度も問いかけて、けれども必ずその向こうに、何かが残ります。それが、私たちにとって、より正しい方向なのだと思います。



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