みことばの黙想: 預言者イザヤを通して言われていたことが、イエスにおいて実現した。「見よ、私の選んだ僕。この僕に私の霊を授ける。すべての人は彼の名に望みをかける。」（マタイ１２：１５

　マタイによる福音書には、旧約聖書のみ言葉が、よく出てきます。多分、読者がユダヤ人クリスチャンだったのでしょう。慣れ親しんだ旧約聖書のみ言葉を通して、イエス様の救いのメッセージを理解していたのだと思います。イエス様は人々を癒し、励まし、共に生きられました。人びとは、そのようなイエス様の姿を見て、旧約聖書に記された神様の約束の成就を見たのでしょう。今、目の前で、聖書のみ言葉が生き生きと生きている、と言う感動を、その文面からうかがい知ることができます。聖書のメッセージは、実際に行われることで、生き生きて生きてきます。誰かの言動を通して、聖書のみ言葉は救いの力となるのです。私たちも、少しでも、聖書のメッセージを実行する者となりたいと思います。