2020年10月6日火曜日

主は羊飼い、私には何も欠けることがない。主は、私を憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる。(詩編23)

 「おー、生き返ったー」と、思うようなことは何でしょう。私はまず、「温泉」と思ってしまいます。確かに、疲れたときには休むことが必要です。けれども、お休みするだけでは、私たちは生きがいを得ることはできないでしょう。しょんぼりした自分が生き返るのに大切なのは、使命感を感じる仕事を行う、とか、誰かと温かい交わりを作り出す、とか、課題に取り組み解決のために尽力する、とかではないでしょうか。何かのために、主体的に動き出すときに、私たちは生きがいを感じるのでしょう。聖書には、神様は私たちの魂を生き返らせてくださると記されています。神様は、私たちを守り、導いてくださいます。けれども、「してくれる」ばかりの存在ではありません。子どもをあやすように、私たちを甘やかせてくれるのではありません。そうではなく、私たちが自分で動き出せるように、私たちと共に居てくださり、私たちを支え、力づけてくださるのです。神様は、私たち一人一人に合わせて、それぞれの形で動き出せるように、導いてくださいます。


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