ハリストス正教会のイースターの礼拝に参加したことがあります。大変美しく、喜びに満ちあふれた礼拝でした。キリストの十字架の死を現わす、もの悲しい祈りの後に、聖堂の周りを一周して再び中に入った時には、明るい聖歌と輝くろうそく、かぐわしいお香の香りと高らかな鐘の響きに包まれた、復活の喜びの祈りの場に、迎えられました。礼拝の中で、聖歌隊が美しいメロディーで歌います。「クリストス、死より復活し、死をもて死を滅ぼし、墓にある者に命を給えり。」何度も何度もこの歌を聴くことで、心の中に灯された喜びの炎が、どんどん大きくなって来るように感じてきました。クリスチャンたちは2000年もの間、この歌を繰り返して信仰を深め、この世の苦しみの中でも希望を忘れず、愛を行ってきたのでしょう。キリストは死を滅ぼし、永遠の命を私たちに現わしてくださった。これが私たちの信仰の中心です。
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