2020年12月22日火曜日

いよいよクリスマスです。心がウキウキします。天使はヨセフにお告げをしました。それは、全人類の救いのお告げです。心の中では天使のラッパが響き、心の声は賛美歌を高らかに歌うような、喜ばしいお告げです。けれどもこのお告げは、ユダヤの国の片隅で、ヨセフの夢の中だけで語られました。誰も知らないような社会の片隅で、誰も覗き見ることのできない一人の夢の中で、大いなる救いのお告げが為されたのです。神様の救いは、誰にも知られないような小さな小さなところから始まります。きっと今も、世界の片隅で、神様の救いの御業が始まっているのでしょう。最も大きな救いの御業が始まったクリスマスが、やってきます。感謝して、神様を賛美しましょう。

 私たちは、損得勘定で動くことがあります。これをすれば、自分が損をするか得をするかで、行動を判断するのです。これは別の言い方をすれば、取った取られた、というものだと思います。自分が誰かから何かを取れば、自分の得、自分が誰かから取られれば、自分の損となるわけです。けれども考えてみれば、私たちは全て同じ神様に創られた存在です。すべての人の内には神様の愛があり、私たちは内なる神様によって、一つにつながっているのです。いうなれば、神様の前で兄弟姉妹のような存在である私たちが、取った取られたと言ってみても、最終的には空しいような気がします。私たちの本質は愛です。私たちの行動原理は、助け合いであり、支え合いです。愛の道を歩みましょう。


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