2020年12月25日金曜日

羊飼いたちは飼い葉桶に寝かせてある幼子イエスを見て、天使が話してくれたことを人々に知らせた。聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 (ルカ2:16-21)

 クリスマスは、実は、静かな喜びの時です。街中はにぎやかで、教会でも明るい賛美の歌声が響きます。けれどもその本質は、静かな喜びです。イエス様を生んで、喜びに包まれたマリアが、最初にしたことの一つは、思い巡らすことでした。天使が告げたメッセージ、人々の心に広がった喜び、自分の身に起きた苦労と恵み、それらを静かに思い巡らしていたのでしょう。マリアは早急に結論を出すことをせずに、ゆっくりと、じっくりと思い巡らしていました。クリスマスは、神様の救いについて思い巡らすときでもあります。あまり騒がしいと、ゆっくりと思い巡らすことができません。クリスマスには、にぎやかに喜びを分かち合うと同時に、一人一人が心を静めて、神様のお恵みについて思い巡らしたいと思います。


京都聖マリア教会HP     https://sites.google.com/view/nskk-org-kyoto-stmaria/main