赤ちゃんを見ていると、はち切れそうな感じを抱きます。体はプクプクで、目はキラキラ、おっぱいを飲む時も、泣く時も、全身で力いっぱいです。赤ちゃんの中から生命力が溢れかえっているようです。大人になると、赤ちゃんのようなはち切れる力は亡くなってしまったように感じられます。では、私たちは枯れてしまったのでしょうか。そんなことは無いような気がします。私たちにも、まだ、溢れかえっているものがあるように思うのです。ただそれを、年齢を重ねるごとに、抑え込んでしまうようになったのではないでしょうか。私たちの中から、何かがあふれていませんか。子どもへの愛情、小さい者への慈しみ、新たなものを作りだす熱情、正義を求める渇望、神様への信仰、などなど。自分の中を見つめてみて、自分の中にあふれているものを、少しずつ外へ出していっても良いのかもしれません。