みことばの黙想: 主は言われる。「あなたたちは知るようになる。私が主であり、私を待ち望む者は恥を受けることはないと。」（イザヤ４９：２２

　かつて、「日本は恥の文化だ」と分析した本が、ヒットしたことがありました。確かに私たちは「恥ずかしい」と思うかどうかで、行動を判断することがあります。「恥」は、どこから来るのでしょうか。様々な要因があるとは思いますが、一つには、人と比べるところから生まれるのかもしれません。自分を人と比べて、自分が周りの人と違ったときに、何かしら「恥ずかしい」と感じるのかもしれません。聖書では、神様が私たち一人一人を愛しておられると記されています。私たちは、神様の愛においては、人と比べる必要はありません。人がどうであれ、神様は、私たち一人一人を、それぞれの形で愛して下さっているからです。「恥」は一つの日本の文化であるでしょうが、私たちが「恥」を苦しいと感じる時には、神様の愛に心を向けるのが良いのかもしれません。

京都聖マリア教会