聖公会の教会では、断食すべき日が、1年の中で2回あります。それが、本日、大斎始日と受苦日です。断食と言っても、完全に食事を抜くのではなく、まともな食事を1回に減らし、全体の食事の量を減らすのです。それでも随分お腹が空きます。断食は、愛の奉仕のためにあります。断食で浮いた食費を、困難の中にいる人々のために献金したり、空腹を感じながら、食事にも事欠く人々を覚えてお祈りしたりします。そして断食が終わった後には、より熱心に愛の奉仕が行えるように、自分の心身を整えるのです。自分の断食その物に意味があるのではありません。すべては愛によって、大きな意味を持つようになるのです。
京都聖マリア教会
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