愛と誘惑はセット
創世記9:8-17
ペトロの手紙Ⅰ 3:18-22
マルコによる福音書1:9-13
イエス様が洗礼を受けられた時、天から、「あなたは私の愛する子、私の心に適う者」とい声が聞こえました。その後すぐ、イエス様は荒れ野でサタンから誘惑を受けられました。神様から愛されているのに、悪魔から誘惑を受けられるのでしょうか。そうなのです。神様の愛と、悪魔の誘惑はセットなのです。悪魔は悪魔を誘惑せず、神様に愛されている者を誘惑します。誰も誘惑を受けたいと思う者はいません。誘惑と戦うのは楽ではありません。けれども私たちが誘惑を受けるのは、私たちが神様の愛に近づいているからなのです。神様の愛に近づけば近づくほど、私たちはより激
しい誘惑を受けるのです。
イエス様はどれだけ激しい誘惑に遭われたことでしょう。聖書にはっきりと誘惑のことが書かれてるのはこの箇所だけですが、きっと、宣教の間、ずっと誘惑を受けられたことでしょう。特に、十字架に近づくにつれて、誘惑は激しさを増したに違いありません。十字架は、神様の愛の全き表れである復活へと導くものですので。イエス様は悪魔の誘惑を、どのようにして退けられたのでしょう。それはお祈りです。イエス様は十字架の前夜、ゲッセマネの園で熱心に祈られました。その祈りが、悪魔の誘惑を退けたのです。
私たちも祈りによって、誘惑に打ち勝ちましょう。十字架の向こうに復活があるように、誘惑に打ち勝った後には、きっと大きな愛の交わりがあることでしょう。