2021年3月31日水曜日

私の正しさを認める方は近くいます。見よ、主なる神が助けてくださる。 (イザヤ50:8-9)

  イエス様は、弟子のひとりに裏切られました。これは、イエス様にとっては非常につらい出来事でした。イエス様でさえ、心騒ぎ、我を失うほどの苦しみでした。そんなイエス様の気持ちを察して、愛する弟子がイエス様に気遣う言葉を掛けました。お陰で、イエス様は、自分を取り戻すことができました。イエス様の周りには、裏切る弟子が一人いましたが、もっと多くの愛してくれる弟子たちがいたのです。私たちは、人からの悪意や暴力に傷つきます。自分が折れてしまうほど傷つきます。けれども、一人の悪い人の影には、多くの愛する人々がいるのです。愛は暴力に負けません。イエス様は、十字架の直前に、「互いに愛し合いなさい」と命じられました。十字架の直前だからこそ、愛の大切さを教えてくださったのでしょう。愛の力は、暴力よりも、はるかに大きいのです。


京都聖マリア教会


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