2021年4月1日木曜日

イエスは、水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐいで拭き始められた。 (ヨハネ13:1-16)

  かつて、ある牧師さんが次のように言われました。「私は、聖餐式で、信徒さんにパンを食べさせてあげる度に、その方から力をもらう。」今、私はこの気持ちがよく分かります。奉仕は、相手が居るからこそできるのであり、その上その人と愛によるつながりがあれば、奉仕は喜びとなり、生きる力となるのです。イエス様は最後の晩餐の時、自分のことを「給仕する者だ」と言われました。また食事の後、弟子たちの足を洗われました。イエス様にとって最後の晩餐は、弟子たちへの最後の奉仕でした。それはきっと、イエス様にとって力づけられる時だったでしょう。イエス様はその力によって十字架を担われたのでしょう。イエス様は、人々と、愛のつながりがあるからこそ、十字架の苦難を受けることができたのです。


京都聖マリア教会


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