人を助けるのは、人のためではなく、自分のためです。そんなことがあるのでしょうか。あります。私たちの身近にあります。例えば親は、自分の子が助けられるのを、自分のこと以上に望みます。愛の交わりが深ければ深いほど、人の苦しみは自分の苦しみとなり、人が助けられるのは、自分の喜びとなるのです。神様は、私たち一人一人と、最も深い愛のつながりを持っておられます。私たちの苦しみを、自分の苦しみとして誰よりも苦しまれます。人が助けられることを、心から望んでおられます。誰かが苦しんでいるときに、その人を助ける事を、神様は何よりも喜ばれ、助ける人を心より愛されます。情けは人のためならず。神様の愛につながります。
京都聖マリア教会