2021年4月8日木曜日

イエスは「ここに何か食べ物があるか」と言われた。そこで、焼いた魚を一切れ差し出すと、イエスはそれを取って、彼らの前で食べられた。

  復活されたイエス様が、むしゃむしゃと魚を食べられました。何か少し笑ってしまうような、ホッとするような場面です。ついこの間、イエス様が十字架で殺されたばかりです。イエス様が本当に復活されたのか疑心暗鬼の最中です。その中でイエス様は、議論するわけでも、説得するわけでも、何か奇跡を行うわけでもなく、魚を食べるのです。食事をするというのは、人間の最も本質的な行動であり、毎日行う生活の風景です。イエス様の復活は、難しい議論や神秘的な儀式の中ではなく、私たちの生活のただ中で行われるのです。私たちが食べる時、寝る時、おしゃべりするとき、泣く時、笑う時、そんな生活の一つ一つに、復活されたイエス様が共におられます。感謝して、日々の生活を送りましょう。


京都聖マリア教会


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