遠くて近い
使徒言行録1:15-26
ヨハネの手紙Ⅰ 5:9-15
ヨハネによる福音書17:11c―19
イエス様が天に昇られた
時、弟子たちは寂しがりはしませんでした。イエス様と遠く離れたのに、喜びに満ちあふれていました。それは、弟子たちが、イエス様とは、遠く離れていても近くに居る、ということを実感していたからでした。
イエス様との近さは、物理的な距離ではなく、思いと言葉と行いの近さです。イエス様の喜びを自分の喜びとし、イエス様の愛の言葉を自分も語り、イエス様が遣わされたように愛の行いを実行する時、私たちはイエス様に近づいてゆくのです。
イエス様の十字架と復活も、私たちの近くにあります。イエス様は十字架に向かう時、苦しみの祈りを捧げられました。十字架にかけられても、人々に愛と赦しの言葉を語られました。人類の罪を贖うために、十字架にかかられました。私たちがそのようなイエス様の思いと言葉と行いを、自らのものとして生きる時、私たちは十字架に近づき、そして復活の命に近づくのでしょう。
京都聖マリア教会
