子どもの頃に、親からよく言われました。「神様が見たはるえ!」これは、叱られるときに言われる言葉です。何か悪いことをしようとしているとき、なにかをサボってしまいそうなときに、見えないけれども神様がおられることを思い起こさせて、生活を正そうと注意する言葉です。私たちが誘惑に陥りそうなとき、欲望に負けそうなとき、神様の戒めのみ言葉が心に浮かび上がります。神様のみ言葉は、常日頃は忘れていることが多くても、肝心な時に浮かび上がってくるものなのかもしれません。心に刺さって、決して抜けない、私たちの導き手、それが神様のみ言葉なのかもしれません。
京都聖マリア教会