2021年9月13日月曜日

人の憐れみは、その隣人に及ぶが、主の憐れみは、肉なる者すべてに及ぶ。(シラ書18:8-14)

  「同情」という言葉を、「人に寄り添う深い憐れみの心」と説明した人がいます。素晴らしい説明だと思います。憐れみとは、「同情」という字の通り、心の思いを同じくすることです。その人の苦しみを、自分の苦しみとして、自分の内

臓が痛むほどに、思いを同じくすることです。私は最近、「人に寄り添う」という部分が気になるようになってきました。誰かの苦しみを思うことはあっても、それを長続きさせることが少ないことに気づいたからです。テレビのニュースが終わっても、新聞をたたんでも、その人の苦しみは終わりません。一時的な同情ではなく、その人が幸せになるまで、粘り強く、祈り、奉仕していきたいと思います。


京都聖マリア教会


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