大学生の頃、大阪の釜ヶ崎で研修があり、日雇い労働を体験しました。労働者の方々と共に、現場へと運ばれました。そこではいくつものセメント袋を運ぶように指示されました。張り切って始めたものの、一袋40キロもあり、数個運んだだけで、力が出なくなりました。その時、他の労働者の方々が、黙って私の分まで運んでくださいました。本当に申し訳なく思いました。これ以外にも、私は今まで、物心両面で、多くの人々に、多くの物を肩代わりしてもらいました。それに比べて、自分が殆ど誰かの肩代わりをしていないことに気づきます。少しでも誰かの助けになりたいと思います。
京都聖マリア教会