司祭 ミカエル 藤原健久 折々のみことば
旧約聖書には、「逃れの町」の決まりが記されています。人が一日歩いてたどり着けるところに町を設置し、そこに逃げ込んだ人の安全を守る、というものです。これは、事故によって人を殺してしまった人が、遺族により復讐されて殺されないためのものです。人間の感情や判断だけでない、神様の深い配慮を形にしたものと言えるでしょう。神様は自ら私たちの逃げ場となってくださいます。そこで私たちは、神様において、一息つき、冷静になり、正しく物事を判断し、新たに生きる力を得ることができます。
京都聖マリア教会
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