憎まない。
マラキ書3:13-20b、23-24
テサロニケの信徒への手紙Ⅱ 3:6-13
ルカによる福音書21:5-19
本日の福音書に、世の終わりの様子が記されています。社会が乱れ、戦争が起こり、病気や災害が起きて、人心が乱れる。これはそのまま、現在の私たちの世界に当てはまります。私たちの世界は、今、既に世の終わりだと言っても、全くおかしくない状態なのです。イエス様は、最後に大切なことを教えてくださっています。「忍耐によって、あなたがたは命をかちとりなさい。」何を忍耐するのでしょうか。それは、人を憎むことかもしれません。愛はすべてに優先します。私たちは人を憎むことを忍耐し、愛を行い、世界の平和を求めていきたいと思います。
イエス様は最後の最後まで、人を愛し、決して憎まれませんでした。十字架上で語られたのは、悲しみ苦しむ人々を気遣う愛の言葉でした。死からよみがえられた時も、愛と赦しの言葉をのべられました。憎しみではなく愛が、私たちを救いへ導くのです。