映画『バンブルビー』から
ペトロが振り向くと、
(ヨハネ21・20-24)
人気作品、「トランスフォーマー」物語に連なる映画です。 遥か彼方の宇宙で戦っていた正義の機械生命体が、 地球にやって来ます。彼は、戦いの中で大きく傷つきました。 偶然正体を知られた地球人の少女と共に、 地球まで追ってきた邪悪な敵と戦うのです。
幼稚園児の保護者の方にこの映画のDVDをお貸ししたら、 なんと!子どもの方がハマってしまいました。何度も何度も見て、 セリフを覚えるほどだそうです。その子の今の悩みは、「 クラスの中で、この映画の話ができるお友達がいない…」 だそうです。決して「子ども向け映画」ではないのですが、 子どもをも惹きつける魅力を持つ映画であるのは間違いありません 。
その子に「どこがおもしろいの?」と聞いてみました。答えは、「 可愛いところ!」でした。 確かに大型トラックや高速戦闘機が変形する機械生命体に比べると 、黄色い中型自家用車が変形するバンブルビーは穏やかですが、 それでも、装甲の間から機械の部品が見え、 手には恐るべき威力の武器が取り付けられている姿は、 勇ましいものです。彼の可愛らしさは、姿ではなく、しぐさや、 生き様から来ているように思います。不器用だけれども、 何とかして自分の意志を、 仲間の少女に伝えようとするところに誠実さを感じます。 いつも彼女を見つめ、彼女から離れない姿に、 深い結びつきを感じます。そして何より、 何があっても彼女に寄り添い、危機が迫ると、 自分の身を挺してでも彼女を護る姿に、強い愛を感じます。
誠実さ、結びつき、愛、 この姿はイエス様と一緒だと気づきました。 イエス様も私たちと誠実に向き合い、結びつき、 十字架に掛かってまで私たちを守り、 この上ない愛を示してくださいました。さすがにイエス様を、「 可愛い」と呼ぶのは、おこがましいように思います。 イエス様なら「かっこいい!」でしょうか。可愛い、と、 カッコいい、は、表裏一体のものなのかもしれません。
さて、イエス様から見た時、私たちは「可愛い」存在でしょうか。 イエス様に誠実に向き合い、イエス様に従っているでしょうか。 誠実な愛を生きたいと思います。
人気作品、「トランスフォーマー」物語に連なる映画です。
幼稚園児の保護者の方にこの映画のDVDをお貸ししたら、
その子に「どこがおもしろいの?」と聞いてみました。答えは、「
誠実さ、結びつき、愛、
さて、イエス様から見た時、私たちは「可愛い」存在でしょうか。