大学の時、講義で、仏教の「如来蔵思想」について学んだことがあります。人間の中には、目には見えない仏様が居てくださる、という考えだそうです。人間の本質には、仏様の性質があるのだが、塵が積もってものが見えなくなるように、煩悩が内面の仏様を隠している。煩悩を払うことで、自分の中の仏様を輝きだす、というものだそうです。仏教と言えば、厳しい修行によって悟りを得ようとする教えだと聞いています。きっと修行中は苦しかったり、孤独だったりすることでしょう。それでも、自分の中に仏様が居てくださると思えば、喜びを感じたのではないでしょうか。ましてや、あまり厳しい修行と言うことを言わないキリスト教で、自分の内にイエス様が居てくださると思えば、どれほど嬉しいことでしょう。自分の内にイエス様が居てくださるのだったら、決して孤独になることはありません。イエス様の愛の教えに従って、愛の道を歩む決意が新たになります。イエス様が共に居てくださることに感謝し、イエス様と共に、愛の道を歩みたいと思います
京都聖マリア教会