2020年9月12日土曜日

神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。(1ヨハネ4:16-21)

  神様を愛するなら、目の前の人を愛そう。正にその通りだと思います。全く異論はありません。けれども…難しいんですよね。神様だと、目には見えないし、「天におられる」といつもお祈りしているぐらいなので、その分、少し距離があるような気がします。けれども、目の前に居る人は、近いので、その分、様々な欠点も目についたり、自分と気の合わない所も出てきたり、大体が、人付き合いが苦手だと、それだけでちょっと辛くなってしまいます。距離のある方が、相手のことを落ち着いて考えられるけど、距離が近いと、時には反発してしまうこともあります。困ったものです。けれども、逆に、距離が近いからこそ、愛情が深まることもあります。普段は反発していても、何か事が起きれば、関係が近い分、その人のために一生懸命になることもできます。愛するのは、現実には、決して楽なことではありません。けれどもやはり、愛することが、私たちにとって、一番大切なことで、一番幸せなことです。目の前の人を、愛しましょう。


京都聖マリア教会   


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