フランスにテゼ共同体という修道会があります。修道士たちと世界中から集まった青年を中心とした人々が、世界の和解と一致を求めて、お祈りしている共同体です。そこでは美しい礼拝が捧げられています。伝統的なイコン、薄暗くした祈りの場所に輝くたくさんのロウソク、美しい歌。これらの美しさに魅了された人々も、たくさんおられると思います。ある時、この礼拝について学ぶ機会がありました。その時に、次のようにお聞きしました。「この礼拝の中心は、聖書のみ言葉と黙想です。」この礼拝で用いられる全ての美しいものは、全て、短いみ言葉と5分ほどの短い黙想のためにあるのでした。私は、礼拝の表面的な美しさに目を奪われるのではなく、礼拝の本質を見つめなければならないと、思いました。私たちがいつもお捧げしている礼拝にも、様々な美しいものがあります。私たちの礼拝の本質は何でしょうか。それは、愛だと思います。み言葉を通して愛を学び、愛の思いで人のためにお祈りし、これからこの世界で愛を行なっていく勇気を得るものが礼拝だと思います。礼拝は愛のためにあります。愛の道を歩みましょう。
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