2020年11月5日木曜日

あなた方を迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。(ローマ12:14-21)

 自分を傷つける者のために、祝福を祈ることなんて、正直なところできません。呪ってばっかりです。ほんの小さなことでも、すごく腹が立ちます。ましてや本当に苦しい目に遭わされたりしたら、相手を祝福するどころか、許すこともできません。本当にそうなんですが、ただ、残念なことに、相手をどれだけ恨んでも、呪っても、自分は報われません。恨めば恨むほど、自分の気持ちが暗くなってしまいます。何とか元気を出したいと頑張っても、なかなか立ち直れません。ただ不思議なことに、私たちは、誰かを助けたり、支えたりするときに、元気になることがあります。誰かの苦しみを前にすると、自分の苦しみを置いておいて、その人を支えようとします。私たちは、愛するように創られているんだなぁと、思わされます。悪い人を祝福しなくても良いです。許さなくても良いです。ただ、ほんの少しでも愛の道を歩む時、全てが良い方向へと進むように思います。


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