黙想会に行くと、多くの人が静かに沈黙の時を持たれます。そのような人々の姿を見ていると、ほんとに、美しいなぁと思います。今、この時、神様にだけ自分の心を向けていることが伝わってきます。穏やかな優しい表情をされている人もいます。目を開いて何か堅い覚悟をされているかのような人もいます。目に涙を浮かべておられる人もいます。日頃はきっと、それぞれの生活の場で、忙しさや思い煩いを抱えておられるのでしょう。またこの黙想会が終われば、そのような日常に戻られるのでしょう。けれども、静かに祈る時を持つことで、日常の中でも流されない中心軸を持たれているようです。それが、希望なのかもしれません。静かな祈りの時は、私たちが思いもしなかったような力を与えてくれます。
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