2021年1月7日木曜日

エリヤはシナイ山で主を待った。激しい風の中に、地震の中に、火の中に、主はおられなかった。火の後に、かすかにささやく声があった。 (列王記上19:8b-13a)


とある有名な社会活動家がおられました。彼はクリスチャンで、キリスト教信仰に基づいた奉仕活動を始め、その活動が世界中に広がっていました。日本に滞在中、通訳の方が彼の傍にいつもついていました。ある時、宿泊先で就寝中、通訳の方がふと気づくと、まだ夜中なのに、活動家の彼が、イコンの前で静かに黙想していました。「いつまで黙想するのだろう」と様子を見ていると、ずっと黙想を続け、とうとう朝になり、そのまま活度を始めました。彼の活動は激しく、忙しく、多くの人に影響を与えるものです。けれどもその華々しい活動を支えているのは、静かな黙想の祈りだったのです。静かな祈りが、私たちの日々の生活を支えるのです。


京都聖マリア教会HP     https://sites.google.com/view/nskk-org-kyoto-stmaria/main