「大人になったら、人は変わらない」と言うのは、実感です。若い時なら、一つの出会いや、僅かな言葉で、自分の考え方や生き方が、大きく変わりました。けれども、大人になると、なかなか変われません。何故でしょう。仕事や社会の中での立場があるからでしょうか。経験したことが大きくなりすぎるからでしょうか。根本的には、心が頑なになってしまったからかもしれません。いつの間にやら、心が固い地面のようになってしまい、新しい種を受け入れられなくなってしまったのかもしれません。私たちの信仰は、私たちの心を、柔らかく耕すものなのかもしれません。お祈りと言うクワを入れ、交わりで土をすき、奉仕と言う肥料を入れて、硬くなった心を柔らかくしたいと思います。きっと、きれいな愛の花を咲かせることでしょう。
京都聖マリア教会