目の前に苦しむ人が居れば、何とかしてあげたいと思います。テレビなどで、苦しむ人々の姿を見る時、誰か何とかしてあげて!と思います。このような時、私たちは、心から平和を望みます。平和とは、はっきりとした姿です。それは、苦しむ人がいない世界です。泣く人、叫ぶ人、悶える人が無い世界が、平和な世界です。なかなか平和が来ないのは分かっています。完全な平和はあり得ないのかもしれません。けれども私たちは、平和を望まずにはいられません。望むのを止めたら、平和が消え去るように思います。平和を絶えず望み、今自分ができることを行い、苦しむ人のために祈るのです。これが、神の国の信仰であり、終末、世の終わりの教えなのです。神の国を望みましょう。
京都聖マリア教会