2021年4月2日金曜日

聖金曜日(受苦日) イエスは、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。 (ヨハネ19:1-37)

  イエス様から、愛の交わりは消え去ってしまいました。イエス様の十字架の周りには、憎しみや嘲り、無関心など、人々の悪意しかありませんでした。けれどもイエス様は、この悪意すらも、人のつながりとして、救いの力に変えられました。イエス様は、ご自分の十字架の意味をご存じでした。十字架は、人々の悪意を愛に変えるために、存在するのです。イエス様の十字架は、苦しみだけではなく、人々を救い、世界に平和をもたらすものでした。私たちの苦しみも、苦しみだけでは終わりません。私たちの苦しみは、きっと、みんなを幸せにし、世界を平和にするための役割を持つ、意味のあるものなのです。苦しむ私たちの側には、必ず、十字架のイエス様が居てくださり、私たちを支え、共に愛の道を歩んでくださいます。


京都聖マリア教会


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