聖書を読んでいて思うのですが、聖書にはあまり「ウソをついてはいけない」という価値観が無いような気がします。聖書の中の偉大な人々も、結構ウソをついて世の中を渡っています。どちらかと言うと、「ウソも方便」という価値観のような気がします。けれども旧約聖書の十戒の中には「偽証してはならない」と記されています。だから、聖書が禁じるウソは、人を陥れるウソだと思います。誰かをだまして、傷つけ、こちらの欲望を満たすことを、聖書は厳しく禁じているのだと思います。もしかしたら私たちは、どこかで小さなウソをつかざるを得ない時があるかもしれません。けれどもどんな時でも、愛から離れてはなりません
京都聖マリア教会